修羅場を見るのが苦手過ぎる話

ドラマにおける不倫の描き方って、なんだかステレオタイプだなぁと思う。

(「東京タワー」を見ていたけど途中で離脱してしまった)

 

娘が母親に向かって「許さない!」とか言っていたけど、そんな気持ちになるもんだろうか。

まぁ、娘も相手に好意を持っていたから、母親に取られた形で憎いんだろうけど。

 

わたしだったらどうだろうと考えたけど、母親が不倫したから傷ついた、という思考にはならないと思う。

むしろ、あー、この人も「女」なんだな、とか思いそう…

 

びっくりはするだろうけど、そして父親が不憫だとは思うけど、自分に直接的な被害はないし。

多分、いちばんの当事者は父親だと思うから、そこでわたしが表立って母親を非難したりするのは違う気がする。

 

もしそこから派生して離婚するだとか一家がバラバラになるだとかいう事態になったら、いろんな不利益が生じて、被害者になり得るんだろうけど。

 

そう考えていて、結局、わたしが傷ついたり許せなかったりするのは、「わたしの尊厳を傷つけられたとき」なんだと思った。

母親の不倫が、直接わたしの尊厳を傷つけたりはしない。

でも、母親が直接わたしの尊厳を傷つけることを言ったりしたりしたら、深く傷つく。

 

 

それともアレかな、キーキー言ってる人は、裏切られた気分になって責めるんだろうか。

 

それでいうと、わたしはその「裏切り」に対する考え方が違うのかな、と思う。

以前にも書いたことあるけど、「人の気持ちは変わりうる」ということが前提になっているので、心変わりしないことのほうが珍しいと思っていて。

「一生たった一人だけを愛する」のは理想だけど、何十年も生きていれば、好きになった人がたった一人だけ、なんてことは滅多にない訳だから。

タイミングの問題もあるかな、と。

 

何が裏切りかというと、心変わりすることではなくて、「適当に誤魔化すこと」のほうなんじゃないか、とか思うんだよね。

 

ま、生理的な話をしてしまうと、パートナーが誰か他の人とそういうことをしている、と考えただけで不快にはなるけどね。

 

まぁそれでドラマに戻って言うと、例えばパートナーを母親に取られた、とかだったらショックなんだろうけど。

 

 

って、なんでこんなこと書いてるんだろう、わたし。

でもね…ドラマとか見ていると、つい違和感を感じてしまうんだよね…

上手く言えないけど。

 

婚姻制度とか、未だに夫婦別姓を認めないとか、戸籍とか…

なんか縛りつけてばかりで、それが原因になって歪みを起こしてんじゃないの?なんて思ったりするわけですよ。

 

 

あ、あとアレだな、過ちを認識してシュンってなってる人を、責め立てたりなじったりしているのを見るのが苦手なんだろうな。

力関係、いわゆるパワーバランスが崩れていて、見ているのが辛いというか。

そういう修羅場を見るのが苦手過ぎるわ。

 

なんだかモヤモヤする、という、本気でどうでもいい独り言でした…