これ、ずっと言われているんだけど。
検査数が少なすぎるからもっと増やせ、という声と、闇雲に検査をしても意味がない、という声の論争。
ずっと見守って?いたんだけど、ここでわたしの意見を書いておこうと思う。
結論としては「必要な人に検査する」だと思う。
そして問題は、必要な人が誰なのか、ということ。
これに関しては、やっぱり岩田先生もTwitterで言ってたけど、現場にいる人の「判断力」がポイントになっていると思う。
最初は海外渡航歴があるかとか、クラスターが発生した場所にいたかとか、その縛りに該当する人しか検査していなかった。
その後は、37.5度以上の熱が4日以上続いたかとか。
その縛りだけが判断基準で、該当していなくても可能性がある人に対応しなかった現場が多かったと思う。
医師の個人的な判断で対応したところもあっただろうけど、いわゆる「保健所」がそういう「基準からは逸脱しているけれど正しい判断」ができていたかは疑問だ。
「機能不全」が原因だと思う。
臨機応変に、目の前に起きていることに対応する判断基準を自分の中に持っていなければ、たとえ例外になったとしても検査を行う、という行動はできない。
むしろその「例外」は、権力のある人にだけ適応されてたりするんだから。
意思を持たない「飼いならされた」人間の典型だ。
「社畜」という言葉があるけど、なんとも上出来な表現だと思う。
その言葉の響きが不快感を持っているところも含めて。
ブロイラーの中の鳥のように、ひたすら与えられたものを食べて卵を産み続ける。
思考停止の世界。
「検査数を増やせ」というのは表現が間違っている。
数を増やせばいいのではない。
もし不自然に抑えられているのであれば、それを修正するべきだ。
だけど、検査は万能じゃないし、陰性は感染していないことを保証しない。
ましてや、検査時に飛沫を起こしてしまうリスクがあり、検査師の数が限られてしまっている今の体制では、優先順位を決めないといけなかった。
そうなると、明らかに重症化している人に対応しつつ、確認のために検査するということになったのはやむを得ない。
日本の問題って、判断能力(思考停止)もあるけれど、きちんと伝えないということもある。
ちゃんと伝えればいいのに、なんか変なスローガンみたいなものに頼って、「三密」とかもそうだけど、ポイントがぼやけていることが多い。
検査体制にしたって、もう少しちゃんと発信すればよかったし、ポイントが何なのかをはっきりさせておけばよかった。
横から解説している人の声ばかりをメディアで流して、肝心の内部からは何も聞こえてこない、という、あべこべすぎておかしな状態が延々と続いている。
ま、そもそも政府の言うことがもはや信用できないからどうしようもないんだけど。
どうでもいいけど、布マスクだって未だに届いてないですよ、要らないけど。
あれはなんだったの?っていう話でしょ。
もう市販のマスクが店頭に戻ってきているし。
お金をドブに捨てるとはこのことでしょ。
話が逸れたけど。
これからのポイントは抗体検査のような気がする。
一体どれくらいの人が実際に感染したのか。
その検査も完全ではないけれど、一つの目安になると思う。
感染の自覚症状がない人には、するとしたらPCRじゃなくて、抗体検査なんじゃないかな。
でもそれも、そんなに急いでやることじゃない。
例えば一度収束してから、次の流行に備えてチェックしておく、ぐらいのことだと思う。
まぁ、収束と同時進行でもいいけど。
自分の感覚を信じて、次の方法を模索している人はいるだろう。
研究者とか、医療関係者とか、製薬会社とか、そういう分野に携わっている人たち。
それ以上に、行政機関にいる人たちに考えて欲しい。
問題意識を持って、硬直した状態を変えて欲しい。
変化しないものは生き残れない。
行動を変えなければ人生は変わらない。
ていうか、何の質問も問題提起もせず、多数決のためだけに存在して何一つ業績を残してない国会議員から辞職して欲しい。
企業なら解雇ですよ。
ただ出席だけしてお金もらえる仕事なんて、ありませんよ。
そんな企業、潰れますから。
そんな船は沈没しますから!
残念!!
古いギャグになってしまった・・・
写真は、通りかかったお店に飾ってあった、芸術的な多肉植物。
PS:
これ、今になって「37.5度が4日間は目安のつもりだった」「誤解されてしまった」とか言い出しちゃいましたねー。出たよ、責任逃れ。
誰かも言ってたけど、ミスリードだったとしたら、即説明すればよかったでしょうに。2ヶ月も経ってからそんなこと言って、誰が信じますかね?
だからこその、実態に合った現場の対応が必要なんですけど。
お達しを遵守してミスがあっても、お上は責任取ってくれませんからね。
気をつけないと、ほんとに。