度重なる緊急事態宣言に疲弊する都民の声は何処に?

いよいよ東京は最低最悪の形相を呈してきました。

緊急事態宣言出します、でも五輪はします。

飲食はしないでください、お酒飲むなんて以ての外です、でも五輪はします。

保証なんて何も出しませんけど、要請に従い自粛してください。

旅行もダメ、帰省もダメ、家族以外の人との接触をしないでください、一人暮らしの人だろうと知ったこっちゃありません、でも五輪はします。

 

ロックフェスは認めません、でも五輪はします。

音楽の祭典は認めません、でもスポーツの祭典は認めます。

 

 

 

確かに、宣言出てても関係ないって、言ってましたもんね、オリンピックの男爵が。

晴れて予言通り、想定内のお祭り騒ぎ。

 

 

職場の人が、オリンピック中はテレワークの指示が出るはずだと結構前から言っていたんだけど、そういうことだね、やっぱり。

 

緊急事態宣言を出して、一般市民の動きを制限し、五輪を開催する。

シナリオはできていたっていうわけ。

 

ていうか、単なるテレワーク推奨ならまだしも、緊急事態宣言なんて、単なる都合のいいマインドコントロールだからね。

 

だからこそ、全ての数字も信用できなくなる。

今日の東京都の感染者数だって、宣言発令のための数字じゃないかと思えてくる。

 

なぜそこを疑うのかというと、ちゃんと理由はある。

もし政府が感染者を本気で抑え込むつもりなら、もっと違うやり方をしているはずだと思う。

台湾を見ればわかる。

感染源が入ってきて、広がる可能性があると判断するやいなや、徹底的に検査を行い、動きを封鎖し、拡大の芽を積む。

それくらいやっていれば信用できる。

 

その姿勢に比べたら、日本政府なんてゆるゆるの極みだと思う。

水際対策とかいうのも中身が全く伴っていないし、そもそも何を防げばいいのかわかっていない人たちがやっているから意味がない。

オリンピックが迫った今になってやっと厳しくしているくらいで、それまでの「やっています」感を出しているだけのパフォーマンスで防げるわけないんだけど、それを全く、そう、一ミリも、反省していないんだから、もう付ける薬がない。

 

 

この怒りをどこにぶつけるべきなのか。

都議会戦には何が反映されたのだろう。

今回初めて出口調査を依頼されて回答したんだけど、「小池都政を評価しますか?」という質問の答えがYESかNOかの二択しかなくて、そこだけ一瞬迷ったんだけど、いわゆる「どちらかというと評価しない」に当てはまるな、と思って、「評価しない」を選んだんだけど。

 

わたしは特に支持政党を持たない。

だからと言って、政治に興味がないわけではない。

ちゃんとした政策をしてほしいし、それがどの政党であったとしても、正しい方向に進もうとする人を応援したい。

 

 

ていうか、「所属」ってなんなんだろう?

自分の所属する党が目指すことと自分が目指すことが、必ずしも一致しないということは普通にあり得ることで、別に問題ではないはずなのに、それに囚われて身動きが取れないとしたら?

 

 

つまりそういうことなのかもしれない。

わたしが所属政党を持たないのも、そこに価値を見出せないのも、目指す方向性こそがポイントであり、党としての一致より、主義主張の一致を重視する理由なのかもしれない。

 

そもそも、なぜ対立する必要があるのか。

いいと思ったことには賛同し、違うと思うことには異議を唱える。

ただそれだけのことなのに。

 

 

くだらない政権争いよりも、一部の関係者の利益よりも、国民の生きる権利を守る。

それはシンプルかつ、友好的&有効的な手段なのに。

どうしてこうも、伝わらないのだろう・・・