どこにも行けない連休。
近場の散歩、知人とのランチやご飯以外は、お籠り状態の毎日。
少し前から動画サイトでドラマや映画を観ることが余暇のメインになっていたんだけど、ついに最近は有料のものにまで手を出すようになってしまった。
沼ですね、沼。
とはいえ、とことんハマってしまう性格というのが、「知りたい欲」や「言葉に対する興味」とも繋がっていて、言い方や表現など、細かい部分もチェックしながら何度も何度も観てしまうので、半分語学学習みたいになっている。
特に、台湾語。
人気ドラマだとYouTubeに部分的にアップされていて、それには大概漢字で字幕が付いているので、訳されたものと比較して、解読してみたり。
漢字(繁字体)が全部読めるわけではないけど何回も確認していると大体の意味が確認できて、そうすると、日本語字幕は結構意訳されてたりして、ちゃんと元の言葉でわかるようになりたいなー、なんて思う。
ま、発音が難しすぎて遠い道のりなんだけど。
誰か、オール台湾語字幕のを売って欲しい。
結局、英語に対する興味も、そんな感じだった。
何を言っているのか知りたくて、自分で辞書を引きながら確認していったのがきっかけだった。
それもまた、「ロックに付いている歌詞の日本語訳が酷かった」のが理由なんだけど。
今観ているドラマも、聞こえてくる音と書かれてある日本語字幕がどうも全然合致していないものがあって、YouTubeで流れてきた同じシーンの台湾語字幕を観たら、やっぱり日本語訳はそこの部分をすっぽり抜かして訳していて、まぁ確かに一息で言うには情報量が多すぎる台詞ではあったけど、そういうことが他のシーンでも多々あるんだろうと思うと、台湾語を習得したい欲がさらに増してしまう。
例えばビジネス英語だとか、目的がはっきりしているものであれば、そこに必要な単語や言い回しなどを習得すれば事足りてしまうので、「勉強」とか「学習」というスタイルも可能だと思う。
でも、わたしが興味があるのは普通の人が話している言葉で、「楽しそうに雑談している中に入りたい」という感じなので、スクールに通うとか、そういう発想にならない。
だから、英会話レッスンに通ったことも一度もない。
そういう意味では「ちゃんとした習得」をしていないように思ったりして、「わたしは英語ができます」と堂々と言う気にはなれないんだけど。
そういえば、YouTubeの中にHSPについての特徴を取り上げた動画があって、その中に「話している相手の表情や声のトーンなどを敏感に捉えるので相手のことを深く理解することができる」的なことがあって、それってやっぱり語学の習得にも関連しているなぁ、と改めて思った。
話を戻すと、やっぱり語学習得は興味があるものや好きなものから学ぶのが一番なんじゃないかな、と思う。
少なくとも、最初は。
楽しくないと続かないし。
続かないことには、進歩も難しい。
購入したドラマは、語学テキストを買ったと思って、最大限利用しようと思う。
(かなり都合よく解釈・・)
と、ここまでは、前半。
後半もドラマから派生した話だけど、ちょっとまた別の気づきについて。
また別のドラマをレンタルで一気見したんだけど(それは韓国ドラマ)、その中の登場人物に、あれは主夫なのかな?毎日家事をして家にいてお酒を飲んでいるお父さんがいたんだけど、そのお父さんがよく歌を歌ったり詩を読んだり書いたりしていて、何かあると詩を引用したりするんだけど、それが秀逸で。
ま、ドラマとしてはありがちなお金持ちと貧乏の家族の対比みたいな設定ではあるんだけど、どこか表面的ではなくて入り込んでしまう部分があって、最近気に入ったドラマベスト3に入ったんだけど。
「詩人」は最強だなと思った。
辛いとき、悲しいとき、嬉しいときに、ことばに表現するということ。
心の深さとことばの豊かさの両方を持っていなければ、できないこと。
本当に心を動かすのは、「詩人」なんだなと思った。
詩人は哲学者でもあり、表現者でもあり、カウンセラーでもあり、家族でもある。
一見どうしようもない呑んだくれのお父さんが「詩人」で、なんとも言えない雰囲気を醸し出していて、なんだかすごくよかった。
非現実的だけど、なぜか共感できる、不思議な魅力のドラマ。
ま、言葉という点では、ハングルはどうしても記号にしか見えないので今のところは漢字のほうに軍配が上がっているけど、それも変化するのかな?
昔は中国語は絶対無理だと思っていたし、興味もあまりなかったから、全然やる気なかったんだけど。
台湾ドラマがきっかけで中国語を学ぶことになるなんてね。
ま、それでも中国語は略字が難しい(?)ので、略していない繁字体の台湾語しかやってないんだけど。
日本にはひらがながあるから漢字がなくてもやっていけるけど、中国語は全てが漢字だから、見たこともないような字がいっぱいあって、その膨大な量にクラクラする。
日本語と違う意味のものもあるし。
でも、ドラマを観ることで少しずつでも知っていけるといいな。