姫と騎士がお互いを活かしながら生きていく

とても興味深い手相鑑定を受けた。

 

YouTubeでチャンネル登録している人のTwitterを見ていたら、プロフィール欄に「手相鑑定のモニターを募集しています」と書かれてあったので、ふと興味が湧いて応募してみた。

 

メッセージを送ったら、爪の形なども見るので両手の甲の写真を送ってください、とのこと。

 

手の甲なんだー、と思いながら早速写真を送ったら、1日くらいで鑑定結果メッセージが届いた。

これがとても興味深くて参考になったので、ここに書いておこうと思う。

 

 

いろいろ詳しく書かれてあったんだけど、わたしの中のキーワードは、これ。

「可愛らしい少女を騎士が頭や体を使いながら守っている様子があります」

 

 

自分の中に「少女」の部分が存在していることはもうずっと前から認識していて、ここ数年はその部分を「姫」と呼んだりしていたんだけど。

その「姫」はふわふわとしていて、自由な発想を持っているんだけど、日常ではいつもどこか理性的な部分が全てを取り仕切っていて、ともすると「姫」を無視して動いているように感じていた。

だからふと気づくと、「姫」は自分の中の隅っこで、ぽつんと踞っているような感じがあった。

 

今までにも「自分の中の女性性と男性性のバランスを取る必要がある」とか聞いていたんだけど、それがどういうことなのか、ずっと実態を掴めずにいた。

特に、男性性を活かすということがどういうことなのか、全然わからなかった。

 

 

それが、この鑑定のおかげでスッとイメージとして入ってきた。

そうか、わたしの中の男性性は「騎士」だったんだ。

 

わたしはこの「騎士」の部分を、ずっと外側に求めていたと思う。

本当の自分は「姫」だと思っていたし、自分の中の理性的な部分に対して否定的だった。

自分には男性性が足りないから、もしくは能力不足だから、誰かに補填してもらわないといけないと思っていた。

でもそうじゃなかった。

 

わたしの中には、姫とそれを守る騎士がいる。

 

 

これ、「王子様」じゃなくて「騎士」っていうのがポイント。

昔から、王子様に憧れるということがなかったのは、具体的に何をしてくれるのかがわからなかったからというのもあるんじゃないかと思う。

なんというか、社会的なステイタスを与えてくれる存在という感じ。

でもただステイタスを与えられることに、そんなに魅力を感じなかった。

 

でも騎士なら具体的に守ってくれる。

付かず離れず、必要なときに能力を発揮してくれる。

いざというときに頼りになる存在。

まさに、わたしの理想形。

 

姫は地位が欲しいわけでもないし、富が欲しいわけでもない。

ただ、自分らしく生きていきたいだけ。

それを支えてくれる存在が欲しい。

 

そんな存在が、自分の中にいる。

 

「可憐な少女の感性を大事にするために能力の高い騎士が活動していくというパワーバランスが理想的です」

 

なるほど、そういうことか。

具体的なイメージを与えてもらって、やっと自分の中に落とし込めた。

 

 

自分の中の、何かと戦ったり何かを切り開いていこうとするパワーが、どこへ向かおうとしているのかずっとわからなかったけど、それは「姫」の感性を守るために存在していたんだと気づいたとき、生き方の大事な鍵を渡されたような気持ちになった。

いや、なんとなく感じていたものの輪郭がはっきりしたような。

 

そういうことだったのか、みたいな。

 

 

自分の最大の味方は、自分の中にいた。

これからは、「姫」と「騎士」がお互いを活かして生きていけそうだ。

 

めでたし、めでたし。

 

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