最近でこそあまり言われなくなったけど。
10年くらい前は年齢不詳とよく言われていた。
当時教えていた高校生の男子と年齢の話になり、実年齢を明かしたら驚かれ、なんでまだ結婚してないのか不思議だ、先生みたいな人と結婚したい、と言われたことがあった。
とはいえ、話していても意見が異なることが多く、「合いませんね🙁」と彼は言っていたので、本気でタイプということでもなかったと思うんだけど。
彼は帰国子女というか、ブラジルにいたこともあって、普通の日本男子よりは感情表現が豊かだったから、それを差し引いて受け取っていたけど。
それでも嬉しかったな。
なんでまだ結婚してないか、って、わたしには呪いがかかってたからな…と思って、急に思い出した。
「その人は、眠っているあなたを起こしに来た王子様です」とホロスコープで言われた男子のこと。
何の気負いもなく、魔法も呪いのことも知らず、すーーっと来て、真顔で起こしたんだよね、あの子は。
ことの大きさも知らず。
何かを達成する人っていうのは、そういう人なんだと思う。
全然ヒーローっぽくなく、素で登場して、なんてことない涼しい顔で問題をクリアする。
へ?(キョトン)
真顔。
みたいな。
そういうところがたまらなくツボだった。
王子様は今頃どこにいるんだろう。